新築でペットとともに過ごす家づくりをするコツ!注意点とポイントを解説

新築でペットとともに過ごす家づくりをするコツ!注意点とポイントを解説
最近は、ペットを飼う世帯が増えていきました。家族の人数が少なくなって寂しくなった・心の癒しがほしい、SNSやYouTubeで紹介したいなど、さまざまな背景があるでしょう。いずれにしてもペットは家族です。もちろん同じ屋根の下で過ごすので、ペットのための家つくりも飼い主の義務です。ここではペットがいる家庭で、新築の工事をおこなう際のポイントを紹介いたします。

ペットがいるから起こること

ペットは飼っていくうち、次第に愛着をもつようになります。ペットは可愛いものです。しかし、ペット自らがもっている習性や、性格上家に対して与える影響があることも、知っておかなければなりません。もちろん飼い主のしつけで、その程度は変わります。まずはペットによって、家にどのような影響があるかをあげていきましょう。

ペットを飼うメリット

まずはペットを飼うメリットから、それは何といっても「癒される」ことでしょう。自分に懐いてきて可愛い素振りを見たら、仕事の疲れや人間関係の悩みは吹っ飛ぶものです。今までになく自然と笑顔が出てきて、元気も出るようになるという人も多いでしょう。

ペットを飼うデメリット

しかし、ペットを飼うことは、よいことだけではありません。ペットと寄り添って生活をしなければならなかったり、相手が生き物であることから起こる、不都合なことも受け入れたりする必要があります。また、飼い主である以上、それを解決し続けなければなりません。

動物の種類にもよるものの、全般的に次のような世話や注意の必要があります。まずはペット独特のにおいに注目しましょう。体臭や排泄物・食べ物などのにおいが発生します。飼う家族は慣れてしまうものの、ふとしたことで家に訪問した人が、気になることもあるでしょう。また、飼い主の服や持ち物ににおいが移ったことで、外出先で人から指摘されるというケースもあります。ペットは悪くないのに、いわれてショックを受ける人もいるでしょう。

次に、爪とぎによる傷があります。これは猫に多いものです。猫の本来もつ動物を捕らえるという本能により、爪を鋭くさせるという動作が自然とおこなわれるのです。ほかにも、自分の縄張りを主張するためのマーキングや、猫の感情的な部分からおこなうという目的もあります。そのため、麻紐や段ボールを置いて、そこで爪とぎをするようにしつけましょう。それがうまくいかないときは、家の中の随所にひっかき傷ができてしまいます。

また、爪とぎのように家に傷がつくわけではないものの、ペットは毛が抜けます。中には季節やペットの成長過程によって、まとまって抜けることもあるでしょう。そのため、家の中を定期的に清掃したり、定期的にペットをブラッシングしたりすることで、家もペットも清潔に保つことが求められます。

加えて犬に多いのが、吠えることによる「騒音」です。家が密集していたり、家の壁が薄かったりすると、ペットの声や物音は、近所に伝わってしまいます。ひどくなると近所とのトラブルのもととなるので、避けたいところです。

また、ウサギを代表とする小動物は、コードをかじる習性があるので、注意が必要です。電化製品が動かなくなり、ひどいときはショートを起こして火をおこす原因にもなります。

このように、ペットの種類や性格によって、家に与える影響が異なっていきます。それを知ったうえで家をどのように管理をし、守っていくかを考えなければならないでしょう。

ペットを考慮した新築の住宅の施工法

ペットは習性や生態によって、家に影響をおよぼす要素があることもわかりました。もしペットと暮らしている中で家を新築にする場合、場所によってはペットのために施工を考えるべきでしょう。あらかじめペットや家族のためにも施工のしかたを工夫すると、お互いに快適に生活をはじめられます。ここでは、そのような施工例を紹介しましょう。

ペットの「デメリット」防止のための施工法

まずはにおいについて解説します。トイレが隠れたところであると猫は落ち着いてできるため、家のデッドスペース(階段の吹き抜け部分など)を作り、そこにトイレを設けるとよいでしょう。さらにその近くに換気扇(24時間動くものも最近はある)を設置すると、空気を新鮮なものにできます。これは同時に、ダニやハウスダストを防止する目的もあります。

爪などによる傷に対しても、傷や汚れに強いペット専用の床材があるため、それを使用すると世話もしやすいでしょう。また、壁についても、ペットのいる高さの部分が汚れやすいものです。その際部屋の壁紙を上下にわけておくと、いざ汚れたり破損したりして交換する必要が出ても、半分で済むでしょう。この施工法は、多くの人に喜ばれています。

次に鳴き声や足音などの騒音対策には、もっとも大きな音漏れの原因といわれる窓を工夫しましょう。防音・遮音効果のある複数層からなる、高性能サッシを取り入れると効果的です。

ペットの快適な生活を実現した施工法

ペットの毎日の活動や生活において、快適に過ごせるような施工もオススメします。まずは犬や猫は、家の中を走り回ったりすることがあるものです。足の毛が伸びて滑りやすくなるとケガのもととなるため、床材は滑りにくいものを使用しましょう。ただし、毛が抜ける時期はとくに、入念に掃除をしなければなりません。掃除をしやすい材質を選ぶことは重要です。

猫は高いところにいたり、暇なときには窓から外を眺めたりするのが好きなものです。キャットウォークやキャットタワーを作って、高さを十分に生かした部屋作りをしましょう。また、ペットの行動範囲によっては、ペットドアを設置する必要も出てくるでしょう。安全のためにペットフェンスが必要であるなら、設置します。犬や猫は運動するのが好きな種類も多いので、走り回るスペースを確保するとベストです。

まとめ

新築の家を構える際、家族はもちろん、ペットにとってもよい家でなければなりません。家族もペットも快適にストレスなく過ごせる家づくりにこだわったとき、お互いに満足のいく居心地のよい家となるでしょう。

「ライフ・ワン株式会社」では、そのようなペットとともに過ごせる家づくりのお手伝いをしたします。快適で居心地のよい家を作りたい方の要望を、誠意をもって叶えるようにいたします。ぜひともお気軽にお問い合わせください。